2011年08月30日
川俣晶の縁側歴史と文化下高井戸周辺史雑記 total 2261 count

続・自転車で原宿に行って気付いたこと

Written By: 川俣 晶連絡先

「台風が来て雨が降りそうだったので、天気が崩れる前にと思って自転車を走らせた」

「目的地はどこだい?」

「馬事公苑東部探索を続けたいとも思ったが、もう一度原宿にも行ってみたいと思った」

「なぜ原宿?」

「気に入ったからだ」

「オシャレなどころが?」

「いや、オシャレな薄皮を1枚剥がすと、渋谷川を中心とした水の街が見えてくるところだ。凄く親しみやすい谷地形が続くぞ」

「ぎゃふん」

「だから、前回電車で行ったときに到達していた渋谷川跡の場所まで自転車で進出しようと決めていた。KDDIのデザイニングスタジオの横から更に進んで渋谷川に出て、そこから一回りして戻って来た」

「それで、感想は?」

「今更追加するような話は別に無い。それほど長い距離、渋谷川跡を走ったわけでも無いしね」

「でも何か印象はあるだろう?」

「そうだな。やはり原宿は遠い上に、井の頭通りはアップダウンが多い。疲労度はかなり大きくなる」

「それでも行ってみたいと思うのは、原宿の魅力?」

「水の町だった地域の魅力だね」

オマケ §

「実はさ。原宿近辺って本当に自転車が考えられていない街だ」

「どのへんが?」

「自転車で渡る経路が無い交差点が、この近辺にごろごろある」

「どういうこと?」

「自動車は通ることができ、歩行者用には歩道橋があるという形態の交差点がけっこう多い。自転車だと自動車と一緒に危なっかしく渡るか、担いで歩道橋を渡るしか無い」

「それは難しいね」

「それが嫌なら、歩行者と一緒に自転車も渡れる交差点まで迂回して渡るしかない」

「まさに、自転車に優しくない街だね」

「しかし、見ていると少数の自転車は走っていたよ」

「どんな感じ?」

「オシャレなファッションという感じ。完全にうちのボロ自転車は場違い」

「場違いと言いつつ出かけるじゃないか」

「水路探索には場違いじゃ無いからな」

「でも距離的には厳しそうだね」

「ああそうだ。完全に進出限界だ。渋谷川流域に出るまでで限界。そこから何かを探索するなど夢また夢」

下高井戸周辺史雑記